「O級ご当地グルメ」とは、大洲市ならではの食文化、食材を生かし、新たに開発したり、伝統料理を掘り起こした料理・商品のことです。O級グルメの「O」は、大洲市の「オー」。
愛媛県大洲市は、栗の生産量が県内第1位(※令和2年現在)。中山間地域の昼夜の温度差が大きく、土壌や降水量が栗の栽培に適していることから、大粒で上品な甘みの栗がたわわに実ります。そんな大洲産の栗の美味しさを堪能できる新感覚の丼が「とんくりまぶし」。豚バラ肉と一緒に甘く味つけ、丼として、ダシをかけて楽しめるO級ご当地グルメです。
大洲市は海・山・川があり、町の中心部を清流・肱川が流れ、恵み豊かな食材の宝庫です。城下町として発展し、歴史とともに根づいた伝統的な食文化があります。O級ご当地グルメは、大洲市ならではの食材や食文化を発掘し、それらを生かして開発された新たな料理や商品のこと。
「とんくりまぶし」は、2013年度開催のコンテストで料理部門プロの部三つ星賞に輝いたレシピです。開発したのは大洲市交流促進センター鹿野川荘。「当時、大洲産の栗の多くが全国の和菓子店や洋菓子店で使われていました。もっと地元で味わってほしくて、栗と相性のいい豚肉を合わせ、ひつまぶしのように食べる楽しさを工夫しました」と振り返ります。
おすすめの食べ方は、一膳目はそのまま丼として栗と豚肉の甘みと旨みを味わい、二膳目はダシをかけてあっさりとお茶漬け風に、三膳目はワサビをのせてピリッと引き締まった味を楽しみます。ダシにブラックペッパーが効いていて、あとくちに広がるスパイシーさが癖になります。現在、大洲市内3店舗で提供されています。
鹿野川荘では、地元の食材をとことん追求。大洲産の栗のしっとりした舌触りと上品な甘み、トロトロになるまで煮込んだ愛媛産厚切り豚バラ肉が絶妙なバランスで溶け合い、地元の天然醸造醤油と隠し味の栗焼酎が奥深さを加えます。
大洲炉端油屋は、甘露煮にした大洲産の栗と軽く焼いた薄切り豚肉をすき焼き風に割り下で味つけ。甘辛い風味がたまりません。また、大洲まちの駅あさもやに入っている分油屋でも大洲炉端油屋と同じレシピで味わえます。
大洲市には、「とんくりまぶし」以外にも特選食材やおいしい料理がたくさんあります。